先日6/1に2018年卒の大学生に対する採用選考が解禁となりましたが、株式会社マイナビ調べでは、全体の80%が3年生の3月頭には本格的な就職活動を始めています。「早めの内定を」「ゼミとの兼ね合いが…」と就職活動に不安を抱き、早期に動き始める学生は年々増加しているようです。
今回はモデルケースとして、
そんな悩める大学生に向けた広告を想定します。
「もうすぐ大学4年生……就活とか何していいか分かんないけど、とりあえず就職サイト登録しようかな…」
アルバイトも予定もない夜、布団の上でゴロゴロしながら上のようなことを言いつつも、スマホでSNSやキュレーションサイトなどをだらだらと見ていることでしょう。
そのページ上にちょうど良く、就職サイトの広告が表示されました。
(一度検索してみてはいたのかもしれません…)
さて、それではその時表示された広告、
次のAとBでしたらどちらがより「クリックしたい」と思うでしょうか?
リアルな大学生の心情をイメージしてお答えください!
【 第1回投票は終了いたしました。投票結果は
第2回投票ページにて公開中です! 】
結果はいかがでしたでしょうか。
(この投票は、本ページをご覧いただいた方々にお選びいただいているため、担当者も結果を知らずに記事を制作しています)
A案とB案はいずれも正反対の意図で制作されています。
それぞれの使用した素材と、セレクトやレイアウトで表現したかったイメージをご紹介します。
若々しさややる気を感じさせる写真のイメージを活かし、明るくパワフルな印象を太めのウェイト(太さ)の明朝体で表現しました。メインコピーは
端を見切らせることで、画面の外への広がりを意識させ、広がっていく未来を連想させています。今回前提として設定した「悩める大学生」をアクティブに引っ張ってくれる広告になれば…とメイン案として制作しました。
また、構成やフォントはオーソドックスなデザインなので、コピーや写真自体にメッセージ性がある場合にも高い効果を発揮すると思います。
ボックスで囲うことによって収まりが良くなり、
メインコピーに視線を集中させやすい配置です。箱に収まっている様子から、A案に比べるとスマートなイメージを受けるのではないかと思います。
また、
メインコピーの内容に合わせ「未来」というキーワードからデジタル感のある変わり種フォントをセレクトしました。たとえば遷移先の就職サイトが『AIを使った画期的な就職支援!』等といった特色あるサイトであれば、更にマッチするでしょう。
同じ素材、同じコピーでも、フォントのセレクトとレイアウト次第で受けるイメージは大きく変わります。デザインを考える際は、
「この広告で起こって欲しいこと」を明確にすると方向性が定まってきます。
例:
とにかく勢いでいいからクリックしてほしい! → 感情に働きかける構成に
内容を理解した人だけクリックしてほしい! → 情報が分かりやすく伝わる構成に
クリックしなくていいから名前を覚えてほしい! → インパクト重視の目を引く構成に