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隔週でお届けしてまいりましたこの特集、今回が年内最後の更新となりました。6月のスタートから約半年、毎回多くの方にご参加いただき誠に御礼申し上げます!
新年も皆様に「なるほど!」と思っていただけるような投票をご用意できればと思います。どうぞ引き続きよろしくお願いいたします。
さて今回は、今季最強寒波が日本列島に到来中ということで、
ホットドリンクのPRを想定したAB案といたしました。骨身にこたえる寒さですが、せめて気持ちだけでもあたたかくなっていただければ幸いです。
投票は、例によって直感でピンときた方をお選びください。
今回のテストでは、
画像に写っている人数による印象の違いをテーマにいたしました。
実際画像を選ぶときにモデル人数から決めることはそう多くない、あっても1人なのか複数なのか…くらいかと思いますが、そこにどんな違いが出るのかを検証してみます。
A案は写っているモデルが1人のパターンです。この場合は日常の視覚に近い印象となり、
主観的な見え方が強まります。
今回は特に真正面からのアングルを選んでいるので尚の事、
「写っているモデル=自分」または「写っているモデルと自分」というイメージのどちらかを感じやすいかと思います。
主観に寄せた広告であるならば、写真のシチュエーションに合わせて、家で飲むパック飲料やスティックタイプのドリンクに関連付けると、なお統一感のある広告になると考えられます。
B案は2人のモデルが写っている案です。今回は表情が画面外に外れているためやや緩和されていますが、2人以上の人物が写っていると「AさんとBさん」という認識をしやすく、
受け手は一歩引いた立場から受け止めることが多くなるでしょう。アングルがほぼ真横であることも、
臨場感が抑えられフラットな印象にしています。
客観的ということは「自分事」感が薄まることにも繋がりますので、「ホットドリンクの効能」や「このドリンクが飲めるイベント」といった、とことん客観的な情報に繋げるのが向いているのではないでしょうか。
第13回投票の結果はこのようになりました。結構な接戦でしたね。
お弁当そのものをメインにしたB案がやや上回りました。あたたかさというテーマについてはA案の方が近い解釈かと思いますが、色合いやシズル感と言った
「おいしそう」を刺激する力が、食べ物のアピールには何より重要ということかもしれません。
それでは少し早いですが、どうぞよいお年をお過ごしくださいませ!