東日本大震災から4年。写真を通じて東北の力になりたいとはじめた《イメージナビ》の復興活動支援も4年目となりました。今回の特集では、被災地域に根差した支援活動の中から『笑顔の写真』で東北を励まし、東北を伝えている活動をご紹介したいと思います。
復興に向けた地道な努力が今も続けられている東北で、人々が見せてくれる明るい笑顔。その笑顔の広がりが、きっと東北の明日につながると信じて。
写真家かとうゆういちさんは、震災のわずか1ヶ月後から何度も被災地に入り、写真家だからこそできる支援活動をされてきました。その間に撮った『笑顔の写真』は国内外で展観され、東北の人たちの心を温め、また多くの人々に東北の心を伝える懸け橋となっています。
子どもたちの笑顔は、明日を照らす光だった。
被災地の子どもたちが、元気に今を生きている姿を収めた写真集。この写真集の収益は全て、被災地の児童館・子どもたちの支援に活用されます。
写真から感じ取るものは人それぞれでも、誰もがその笑顔に心を寄せる。かとうさんに写真を撮らせてくれた人、写真を見た人の言葉と表情からも、『笑顔の写真』が心と心をつなぐ懸け橋となっていることがわかります。
震災の年、七五三の写真を撮らせてくれた陸前高田の家族は、「宝物にします」と涙を流して喜び、これまでの不安だった胸の内を話してくれた。
子どもたちの笑顔の写真を見た被災地域の女性は、「やっぱりいいね、子どもたちが笑っているのは。 こうでなくちゃね」と微笑んだ。
各地で開催された写真展では、子どもが花束をこちらに差し出している写真を見て、涙で何も言えなくなってしまった女性もいた。
2014年3月、『笑顔の写真展』は内乱に苦しむウクライナでも開催されました。事情は違えど、共に不安な日々を送る人たちをつないだ笑顔の写真。苦境にあっても笑顔を見せる被災地の人たちに、ウクライナの人々は励まされ、たくさんの感動の声が上がりました。
1986年2月17日 新潟県三条市生まれ
全国各地でその土地に暮らす人々に密着し、その土地での出会い触れあいの中で、日本の素晴らしきものにシャッターを押し続け、伝える活動を行っている。
写真集:
『僕らは今を生きている〜東北の子どもたちからのメッセージ〜』
『笑顔咲く。』『日本全国 笑顔の旅
東北で暮らす人々へ、思いをはせる写真集。
わたしたちに何ができるか、問いかけ続けた記録です。