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imagenavi クリエイターインタビュー
イメージナビスタッフがクリエイターの皆様の想いやこれからのことをお聞きするコーナー。
今回は佐々木 育弥さん(前編)をお送りいたします。
インタビュー:佐々木 育弥さん
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今回のクリエイター
佐々木 育弥さん
佐々木 育弥さん
ささき いくや。
1985年 北海道上士幌町生まれ
2007年 東海大学芸術工学部くらしデザイン学科卒業

大学卒業後、建築設計デザイン事務所に入社。
その後、写真を通してできる「人とのつながり」に心を打たれ、海外を放浪しながら独学で写真活動を開始。
旅先での一瞬の出会いを記録する「ひとたび 一度・人旅」をライフワークとする。
現在はアートディレクションも含めトータルプロデュースも行う。

『 「君の椅子」ものがたり』 (文化出版局刊) 、無印良品の商品開発チームに同行しタンザニアやキルギス・ラオスにて生産者の撮影を担当。
「生きる豊かさ」を表現できるのは、写真なんじゃないかと思いました。
インタビュー:佐々木 育弥さん
「grandma」

イメージナビ:建築家としての道を歩んでいた佐々木さんが、写真家を目指そうと思ったきっかけはなんだったんでしょうか?

佐々木さん:写真家を目指すきっかけになったのは曾祖母の葬儀の時です。それまで好きで撮影してきた曾祖母のポートレートや日常の暮らしの写真を、葬儀場の玄関ホールに展示したんです。そこで多くの声を頂きました。「祭壇にある遺影じゃなくって、こっちが本当のばあちゃんだよね!」と。
自分がずっとやりたかった「生きる豊かさ」を表現できるのは、写真なんじゃないかと思いました。

それからはとても早くて一週間後くらいには当時勤めていた建築事務所に退職を伝えました。
そして写真家っぽいことをしようと(笑)、海外へ放浪の旅にでることにしたんです。
それが写真家としての第一歩でした。

会話のリズム感を大切にしながら撮影したい

イメージナビ:「ひとたび 一度・人旅」をライフワークとされていますね。写真を見ると、モデルの飾らない表情やその場の空気感が印象的です。旅や日常の中で出会った「一瞬」を捉えるために大切にされていることを教えてください。
また、フィルム撮影にこだわりを持って続けていらっしゃることと繋がるものがあるのでしょうか?

佐々木さん:もともと「人」に興味があって、例えば街中ですれ違う人にもすごく惹かれる人がいて「この人どんな人なのかな?」とすごく関心がありました。見た目の綺麗さとかではなく、表情や雰囲気がすごく素敵な人っているんですよね。
でもいきなり話しかけるとただの不審者(笑)そんな時、カメラをもっていると何かの撮影をする人だと認識してもらえてとてもよかったんです。カメラがその人と自分の間を繋げてくれました。

イメージナビ:心惹かれた相手と会話を楽しみながら撮影する姿勢が、写真の空気感に繋がっているんですね。

インタビュー:佐々木 育弥さん
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佐々木さん:写真家を目指して海外へ放浪の旅へ行き、帰国後に初めて展覧会を行いました。それを見てくれた人達が「人≠ェ好きなんだね」と言ってくれて、そこで自分が何が好きであるかを再認識しました。
フィルム撮影はその展覧会にきてくれた写真家の方々に勧められたんです。試してみるととても自分に合っていました。デジタルカメラだと撮影した次の瞬間にモニターを見て確認するので、その瞬間に被写体との会話や空気が途切れてしまう。でもフィルムだと向き合って、またはファインダーを覗きながら途切れることなく会話を続けることができて、お別れする最後まで気持ちが繋がっていられます。そのリズム感がすごく自分の撮影スタイルに合っていました。

それにフィルムだと一発勝負なので被写体と自分とのお互いの「よし!」と思える瞬間を見つけて、撮影するのがいいですよね。成功しても失敗してもそれは嘘偽りのないその瞬間の「本物」なんです。
それを後日、暗い暗室の中で現像すると、あの時に良いな!と思った一瞬に再び出会えます。その瞬間にも醍醐味を感じます。

撮りたいのは「泥くさい」ありのままの写真

イメージナビ:依頼撮影の際に心がけていることはありますか?

佐々木さん:「リアル」というか「泥くさい」ようなものが撮れるといいなと思っています。 例えば家族写真を撮ることもあるんですが、記念撮影でよくあるような「首の角度もうちょっとあげて」とかそういう指示は一切だしません。ありのままの姿を撮るようにしています。

そして一枚でもいいから、見た人がハッとするような、自分にしか見えない部分のイメージを撮れればと思っていますし、そういう写真が次の縁≠ノ繋げてくれていると感じます。

インタビュー:佐々木 育弥さん
「family portrait」
ありのままの人の姿を愛し、形に残していく佐々木さん。後編では、作品だけでなく人と人との繋がりをも生むアートディレクションのお仕事についてと、これからの展望についてお伺いしました! 人≠ニ共に形づくるアートディレクションの仕事
佐々木 育弥さん インタビュー後編
今回のクリエイター
佐々木 育弥さん
佐々木 育弥さん
ささき いくや。
1985年 北海道上士幌町生まれ
2007年 東海大学芸術工学部くらしデザイン学科卒業

大学卒業後、建築設計デザイン事務所に入社。
その後、写真を通してできる「人とのつながり」に心を打たれ、海外を放浪しながら独学で写真活動を開始。
旅先での一瞬の出会いを記録する「ひとたび 一度・人旅」をライフワークとする。
現在はアートディレクションも含めトータルプロデュースも行う。

『 「君の椅子」ものがたり』 (文化出版局刊) 、無印良品の商品開発チームに同行しタンザニアやキルギス・ラオスにて生産者の撮影を担当。
得意なジャンル:人物や建築など。企画提案やスタイリングなど、撮影にとどまらないアートディレクションを得意としています。
主な撮影地:北海道をはじめとした国内はもちろん、海外での撮影もお受けしています。
備考:Skypeなどでのお打合せも可能。
佐々木 育弥さん・お仕事事例
「MUJI - Tanzania」
佐々木 育弥さん・お仕事事例
「SIAF 2017 "after the echo" - Ryuichi Sakamoto」
佐々木 育弥さん・お仕事事例
「Nakagawa - KIKORI SUMMER」