■ 2018年・FIFAワールドカップ開催地
4年に1度行われる世界最大のスポーツの祭典、『FIFAワールドカップ』が2018年に開催!開催地に選ばれたのはロシア。日本中の注目と歓声が集まるこのイベントについて、首都モスクワ、東部の大都市エカテリンブルク、かつてスターリングラードと呼ばれたヴォルゴグラードなど、注目の対戦カードが行われる都市をご紹介します。
■ ロシアの名所
ロシアを代表する建築といえば、赤の広場の聖ワシリー大聖堂に代表されるようなタマネギ型の屋根を持つ黄金や極彩色の教会や、エルミタージュ国立美術館(冬宮殿)やペテルゴフ(夏宮殿)といった、ロシア帝国の栄華を伝える巨大建造物が有名です。
東洋と西洋にまたがる国には各国の様々な文化が流入し、独特の景観となっています。
華麗な建造物の他にも、キジ島の木造協会のように歴史の重みを感じる遺産、世界で最も深い水深を誇り厳冬期には芸術的な氷の造形を見せるバイカル湖など、見どころが多くあります。
■ 日本からも近いロシア
ロシアというと、モスクワやサンクトペテルブルクなどのヨーロッパ寄りの都市を思い浮かべるかもしれませんが、東西に幅広い国土のため、実は日本からもとても近い国。東京の「ニコライ堂」や函館の「ハリストス正教会」といったロシア正教の教会が日本に多いことからも深い関わりが感じられます。
もちろん、シベリアと呼ばれる東側の地域にも綺麗な街並みや風景がたくさんあります。ちなみにイメージナビ本社のある札幌はノボシビルスクと姉妹都市となっています。
■ 歴代のツァーリたち
「ツァーリ」とは東ヨーロッパのスラヴ語圏で用いられる君主の称号で、もとはローマの皇帝を意味するラテン語の「カエサル」が変化したもの。日本では多くの場合「皇帝」と訳されます。
モスクワ大公国時代に中央集権を確立するための苛烈な支配で「雷帝」と恐れられたイヴァン4世(1530-1584)、辺境の国であったロシアを帝国へと発展させ今なお高い人気を誇る”大帝”ピョートル1世(1672-1725)、国土を大きく広げ文化や教育の発展にも力を注ぐなど最大の繁栄をもたらした女帝エカチェリーナ2世(1729-1796)、革命の波にのまれ帝国の終焉と共に散ったニコライ2世(1868-1918)など、激動の歴史を象徴する個性豊かな顔ぶれが揃います。
■ ロシアの偉人たち
科学技術や芸術の分野でも偉人を生み出しているロシア。
人類初の有人宇宙飛行を成し遂げたユーリイ・ガガーリン(1934-1968)、「戦争と平和」などで知られる作家のレフ・トルストイ(1828-1910)、「桜の園」などの戯曲で知られる作家・劇作家のアントン・チェーホフ(1860-1904)、「白鳥の湖」や「くるみ割り人形」などのロマンチックなバレエ作品を生み出した作曲家ピョートル・チャイコフスキー(1840-1893)、抽象画の創始者ワシリー・カンディンスキー(1866-1944)など、歴史に重要な一歩を残した人物も少なくありません。
複雑な歴史と華麗な文化に彩られたロシア。imagenaviには今回ご紹介しきれなかった風景や人物がまだまだたくさんあります。知れば知るほど深いロシアの魅力を感じてみてください。