■ 人体図
骨格や筋肉など人体を構成する組織をイラストやCGでわかりやすく表現しています。スポーツやストレッチといった動きをつけたポーズも多数ご用意していますので、運動の図解としても最適。
クールなデザインで描写された人体は学術的な資料のほか、イメージカットとしての利用もおすすめです。
■ 器官
呼吸・食事・排出といったに人体を巡る動きに関わる器官を高品質なCGイメージで表現。
これらの器官が休まず動き続けているからこそ、人間は健康的に毎日を過ごすことができます。病気や傷害の解説のほか健康食品やダイエット食品、運動の効能の説明にもご活用いただけます。
■ 臓器
人体を維持するうえで大切な心臓や肝臓といった臓器。しかし体内のどこに何があるのか、外から見えない部分だけに簡単にはイメージしにくいものです。質感まで再現されたリアルなイラストや、特定の臓器をハイライトした立体的なCGによる解剖イメージで分かりやすく表現。
解剖図の土台となる人物のスタイルも女性や男性、子供、メタボ体形などバリエーション豊富に取り揃えていますので、婦人科や小児科の病気も含め、さまざまなテーマにご利用いただけます。
■ 病気・症状
人体といえば気になるのが感染症や食中毒など、日常に潜む危険。
インフルエンザや食中毒といった問題を引き起こすウィルス、病気の症状など、本格的な電子顕微鏡写真のほか、立体的に描写したCGやわかりやすく図解したイラストなど、プロフェッショナルな画像で表現しています。
■ 解剖学の変遷
解剖学の歴史は2世紀頃、古代ローマ帝国時代のギリシャの医学者・ガレノスまで遡ります。動物の解剖を通じて得た知識は以後1500年近くにわたって医学の基礎となりました。
しかし、主に人体でなく動物を解剖していたことなどから、現代から見ると間違っている部分も多く、彼の説が全ての根幹として浸透してしまったことが逆に医学の発展を遅らせてしまったという考えもあります。
さて、詳細な人体解剖図というと「ウィトルウィウス的人体図」も有名な15世紀の万能の天才・レオナルドダヴィンチを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
正確な人物描写のために当時禁止されていた人体解剖を行い、詳細なスケッチをいくつも残しました。彼の制作した解剖図は超絶的な画力に裏打ちされた精細かつ正確な描写で知られていますが、その一方で、当時定着していた前述のガレノスの説を覆すことはできず、心臓の心室中隔に通常は存在しない血液が染み出る孔を描き入れてしまうなど、不正確な点が残りました。
はじめて本格的な人体解剖を行ったのは、16世紀の解剖学者アンドレアス・ヴェサリウスです。彼は画家のジャン・ステファン・ヴァン・カルカルと共に「人体の構造に関する七つの書」(通称:ファブリカ)を出版し、正確な解剖図でガレノス以来続いていた古代の知識を否定しました。
心臓の構造については、その後イングランドの解剖学者ウィリアム・ハーベーが「血液循環説」を唱え、当時大論争にはなったものの、今日の解剖学につながる正しい理解への貴重な一歩となりました。