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エジプトはナイルの賜物

エジプトを南北に縦断するナイル川は、砂漠に覆われ雨の少ないこの土地に水運、漁業、農業の発展など様々な繁栄をもたらしました。ナイル川はモンスーンの影響で毎年大氾濫を起こすため、その時期を予測するために行われた天文観測により太陽暦が作られ、氾濫後の土地を正しく再分配するために測量や幾何学が発達するなど、学問の発展にも大きく貢献しました。

氾濫するナイル川を描いたローマのモザイク画
氾濫するナイル川を描いたローマのモザイク画
第19王朝の頃の農業の様子〜小麦や大麦、豆類のほか野菜や果物も栽培されていた
第19王朝の頃の農業の様子
小麦や大麦、豆類のほか野菜や果物も栽培されていた

衛星画像からは、ナイル川流域が周辺地域に比べると豊かな緑に溢れた肥沃な土地であり、古代より人々の暮らしがこの川に寄り添ってきたことが分かります。
現在では、アスワン・ハイ・ダムの建設により氾濫は防がれ、水力を利用した発電や水の安定供給が可能になりました。しかし、川の氾濫は土地の塩分を洗い流し上流から肥沃な土壌を運んでいたため、土地の栄養不足や塩害といった新たな弊害が起こっています。

(左)緑豊かなナイル川上流域の様子(右)灯りが集中し人口の集まりが分かるナイル川全域の様子
(左)緑豊かなナイル川上流域の様子
(右)灯りが集中し人口の集まりが分かるナイル川全域の様子
アスワン・ハイ・ダム
アスワン・ハイ・ダム