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麗しきクラシック音楽の世界 〜ロマン派編〜|Editor's Choice

イメージナビが拠点を構える札幌市では、今年もパシフィック・ミュージック・フェスティバル札幌(通称:PMF)が開催されます。

「ウェスト・サイド・ストーリー」の作曲で知られる指揮者、レナード・バーンスタインとロンドン交響楽団によって1990年に創立され、以後、クラシック音楽を中心に多くの若手音楽家の育成に貢献してきました。

Editor’s Choice クラシック特集の2回目ではロマン派を代表する作曲家の画像をご紹介いたします。

ジョアキーノ・ロッシーニ

麗しきクラシック音楽の世界 ロマン派 ジョアキーノ・ロッシーニ 多くのオペラ作品をのこしたイタリアの作曲家(1792-1868)で、その名を冠したフレンチの豪勢な肉料理でお馴染みの美食家でもあります。
「ウィリアム・テル序曲」で有名な「ウィリアム・テル」や「セビリアの理髪師」などオペラでは比較的珍しいハッピーエンドの明るい作風で知られています。

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フランツ・シューベルト

麗しきクラシック音楽の世界 ロマン派 フランツ・シューベルト 子守唄で有名なオーストリアの作曲家(1797-1828)で、多くのドラマチックな歌曲を作曲しています。
代表作には三大「アヴェ・マリア」の一つとして知られる「エレンの歌第3番」や、ゲーテの詩を元にした「魔王」のほか、ピアノ五重奏曲にもなった「ます」、「冬の旅 」「死と乙女」などがあげられます。

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フェリックス・メンデルスゾーン

麗しきクラシック音楽の世界 ロマン派 フェリックス・メンデルスゾーン ハンブルクに生まれ、現在のドイツを中心に活躍した作曲家(1809-1847)で、指揮者、演奏家としても優れていました。
早熟の天才で10代のころから作曲を行い、誰もが聞いたことのある「結婚行進曲」が含まれた「真夏の世の夢」のほか、ヴァイオリン協奏曲、交響曲、室内楽、オペラなどを幅広く作曲しています。

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フレデリック・ショパン

麗しきクラシック音楽の世界 ロマン派 フレデリック・ショパン ポーランド出身の作曲家(1810-1849)で「ピアノの詩人」とも呼ばれています。
主な作品に「幻想即興曲」「英雄ポロネーズ」「革命のエチュード」「別れの曲」「子犬のワルツ」「雨だれ」などがあります。
また、5年に一度開催される「ショパン国際ピアノコンクール」は日本からも多くのピアニストが参加し大きな注目を集めています。

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ロベルト・シューマン

麗しきクラシック音楽の世界 ロマン派 ロベルト・シューマン 現在のドイツに含まれるプロイセン出身の作曲家(1810-1856)で、歌曲、交響曲、室内楽曲など幅広いジャンルで活躍しました。子供好きとしても知られ、名曲「トロイメライ」を含むピアノ曲「子供の情景」でも親しまれています。
妻のクララ・シューマンも作曲家およびピアニスト、さらに美貌で広く知られています。

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フランツ・リスト

麗しきクラシック音楽の世界 ロマン派 フランツ・リスト ハンガリー出身でヨーロッパ各地で活躍したピアニストにして作曲家(1811-1886)です。「愛の夢」「ハンガリー狂詩曲」「ラ・カンパネラ」などのピアノ曲で知られ、高い技術を要求される難曲も多くあります。
ステージ上での華麗な演奏スタイルと超絶技巧で観客を魅了し、当時はアイドル的人気を集めていました。

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リヒャルト・ワーグナー

麗しきクラシック音楽の世界 ロマン派 リヒャルト・ワーグナー ドイツの作曲家(1813-1883)で「ワルキューレ」「タンホイザーとヴァルトブルクの歌合戦」「ローエングリン」「ニュルンベルクのマイスタージンガー」「ニーベルングの指環」などの楽劇で知られています。
バイエルン王ルートヴィヒ2世が心酔し、ノイシュヴァンシュタイン城などに楽劇の世界を再現したエピソードも有名です。

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ジャック・オッフェンバック

麗しきクラシック音楽の世界 ロマン派 ジャック・オッフェンバック ドイツ出身で、のちにフランスに帰化した作曲家(1819-1880)にしてチェリストでもあります。
運動会の曲、あるいはフレンチカンカン踊りの曲としてもお馴染みのオペレッタ「天国と地獄」を作曲しました。
パロディや風刺を交えた作風で知られています。

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アントン・ブルックナー

麗しきクラシック音楽の世界 ロマン派 アントン・ブルックナー オーストリアの作曲家にしてオルガニスト(1824-1896)で、とりわけ交響曲の人気が高く、中でも第8番が代表曲とされることが多いです。
本格的に作曲で成功したのが40代であることから音楽家では珍しい晩成型として知られます。また敬虔なカトリック教徒であり、宗教音楽でも名作をのこしています。

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ヨハン・シュトラウス2世

麗しきクラシック音楽の世界 ロマン派 ヨハン・シュトラウス2世 ワルツを得意としたシュトラウス一家のなかで「ワルツ王」の異名をとるオーストリア・ウィーンの作曲家(1825-1899)です。
多くのワルツの名曲をのこしており、中でも代表曲である「美しく青きドナウ」は毎年元日に開催される「ウィーンフィル・ニューイヤーコンサート」の定番曲として長年にわたり愛され続けています。

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ヨハネス・ブラームス

麗しきクラシック音楽の世界 ロマン派 ヨハネス・ブラームス ドイツ・ハンブルク出身の作曲家、指揮者(1833-1897)で、バッハ、ベートヴェンと並んで「ドイツ三大B」と称されます。
第1番をはじめとする4つの交響曲や華やかなメロディーの「ハンガリー舞曲」が有名ですが、ヴァイオリン協奏曲や「大学祝典序曲」「悲劇的序曲」「ドイツ・レクイエム」なども人気です。

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ジョルジュ・ビゼー

麗しきクラシック音楽の世界 ロマン派 ジョルジュ・ビゼー スペインの情熱を感じさせる「闘牛士の歌」や「ハバネラ」を含むオペラ「カルメン」で有名なフランス・パリ出身の作曲家(1838-1875)です。
「アルルの女」の組曲、オペラ「真珠採り」のほか、ピアノ曲「子どもの遊び」やオペレッタなど、短い生涯の中で多くの名曲をのこしています。

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ピョートル・チャイコフスキー

麗しきクラシック音楽の世界 ロマン派 ピョートル・チャイコフスキー 「白鳥の湖」「くるみ割り人形」「眠れる森の美女」などのロシア・バレエの代名詞ともいえる華やかな名曲や、第5番や第6番「悲愴」などの重厚な交響曲で知られるロシアの作曲家(1840-1893)です。
シェイクスピアの戯曲を題材にした幻想序曲「ロメオとジュリエット」や、ヴァイオリン協奏曲も傑作とされています。

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アントニン・ドヴォルザーク

麗しきクラシック音楽の世界 ロマン派 アントニン・ドヴォルザーク チェコに生まれ、のちにアメリカに渡った作曲家(1841-1904)で、ベドルジハ・スメタナとともにチェコの国民楽派を代表する存在です。
ピアノ連弾用に作曲され、のちに本人によって管弦楽用に編曲された「スラヴ舞曲集」や渡米後に作曲された「新世界より」こと「交響曲第9番」で知られています。

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エドヴァルド・グリーグ

麗しきクラシック音楽の世界 ロマン派 エドヴァルド・グリーグ ノルウェーを代表する作曲家(1843-1907)で、戯曲「ペール・ギュント」の中に登場する「山の魔王の宮殿にて」が有名ですが、ピアノ協奏曲やオペラ、管弦楽など幅広いジャンルを手がけました。
故郷の民族音楽に強い影響を受けており、フィヨルドの絶景を臨む作曲小屋は観光名所になっています。

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ニコライ・リムスキー=コルサコフ

麗しきクラシック音楽の世界 ロマン派 ニコライ・リムスキー=コルサコフ ロシアの作曲家(1844-1908)で、アレクサンドル・ボロディンミリイ・バラキレフツェーザリ・キュイモデスト・ムソルグスキーと共に民族音楽を探求した「ロシア五人組」の一人です。
代表作に「熊蜂の飛行」や「スペイン奇想曲」、交響組曲「シェエラザード」、オペラ「サトコ」などがあります。

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ジャコモ・プッチーニ

麗しきクラシック音楽の世界 ロマン派 ジャコモ・プッチーニ 「ラ・ボエーム」「トスカ」や「蝶々夫人」、名曲「誰も寝てはならぬ」を含む「トゥーランドット」などの著名なオペラを生み出したイタリア(トスカーナ)の作曲家(1858-1924)です。
1813年生まれのジュゼッペ・ヴェルディと共に、イタリア・オペラを象徴する存在となっています。

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グスタフ・マーラー

麗しきクラシック音楽の世界 ロマン派 グスタフ・マーラー オーストリア出身の作曲家(1860-1911)で、優れた指揮者でもありました。
第1番(通称「巨人」)や代表作である第5番をはじめとする多くの交響曲を作曲したことで知られています。
彼の妻であるアルマ・マーラーは音楽家のみならず多くの芸術家に影響を与えたミューズとして有名でした。

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2023年のPMFではロッシーニの「セビリアの理髪師」、オッフェンバックの「天国と地獄」、ビゼーの「カルメン」、ヨハン・シュトラウス2世の「美しく青きドナウ」、ブラームスの「ハンガリー舞曲」、ブルックナーの「交響曲 第9番」などの著名な作品の一部を演奏予定です。

長大な作品の全部を聴くのはハードルが高いという方にとっても、クラシックに気軽に親しめる機会になりそうですね。

演奏される曲目はPMFの公式サイトで確認できますので、興味のある演奏会をチェックしてみてはいかがでしょうか。
https://www.pmf.or.jp/

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