印刷物を用意する際に、一から自分で準備をするのは大変な労苦を伴うものです。
ここでは、デザインへのこだわりも反映しながら効率よく印刷物を準備する上で有効な印刷会社やテンプレートの活用術をご紹介します。

【目次】
・印刷会社の専門性を活かした印刷のメリットとは
・印刷を外注する際の主な流れ
・印刷用のテンプレートを使うメリット
・印刷物は、印刷会社に頼むべきか、自分で刷るべきか
・デザインテンプレートとして使えるもの
・デザインテンプレートが使えるサイト
・印刷に特化したテンプレートをお探しならimagenaviへ！

印刷会社の専門性を活かした印刷のメリットとは

高い専門性を強みとする印刷会社を利用して印刷をするメリットにはどんな点が挙げられるのでしょうか。仕上がりや品質から、オプションサービス、サポート体制、そして作業効率に至るまで多様な観点からそのメリットを考察してみます。

#プロの品質と仕上がり

自宅やオフィスのプリンターでは、満足のできる発色や濃淡にならないと感じた経験を持つ方もいることでしょう。印刷会社の多くが取り入れているオフセット印刷は、自宅やオフィス向けのプリンターとは桁違いの豊富なカラーインクを用いるため、より鮮やかで美しい印刷に仕上がります。会社の印象を左右するカタログやパンフレット印刷は、印刷会社に任せるのがおすすめです。

#豊富なオプションとカスタマイズ

専門性の高い印刷会社は、デザインのみならず、色遣いや材質、フォルムなど細部にまでこだわって仕上げたいというニーズにも柔軟に応えてくれます。豊富なオプションやカスタマイズが用意されているため、表現の幅がより広がり、特殊な印刷を活用した完成度の高い印刷物に仕上がりやすいです。

#デザインの相談とサポート

豊富な実績やノウハウを備えた印刷会社であれば、デザイン面での相談をはじめ、印刷に関する手厚いサポートをしてくれます。印刷物を仕上げるまでに生じる様々な疑問を解消しながら、納得のできるステップを踏んで印刷準備を進められるのは、大きな魅力です。

#時間と労力の節約

時間と労力が節約できるという点も、印刷会社を利用するメリットです。印刷物のデザインや印刷までを全て行おうとすると、想像以上の時間や労力が掛かってしまったり、場合によっては他の業務に支障を来たしてしまうこともあり得ます。専門性を持つ印刷会社を活用することで、より効率よく印刷物が準備できるでしょう。

#信頼性とプロフェッショナリズム

印刷を専門に請け負う印刷会社は、納期までにクライアントの要望に応えた印刷物を納めることができる、強い信頼性とプロフェッショナリズムを誇る会社です。ノウハウが蓄積されている印刷会社であれば、クライアントから伝えられた漠然としたイメージを巧みにデザイン化する力にも長けており、より理想に近い印刷物を作ることができるでしょう。

#材質・マテリアルが選べる（SDGs）

材質やマテリアルは、印刷物の印象を左右する要素のひとつです。最近注目を集めている素材としては、再生紙や竹といったエコ素材が挙げられます。エコ素材は、マテリアルの選択によって、SDGsに対する取り組み姿勢も示すことができるものです。また、クリアなプラスチック材ややメタル版、布地といった紙とは異なる質感を持つ材質も人気があります。

印刷を外注する際の主な流れ

印刷物を用意する際に、印刷会社を利用するにはどのような流れで準備を進めればよいのでしょうか。いくつかの段階に分けて、分かりやすく説明していきましょう。

�@ 相談・打ち合わせを依頼

印刷会社の利用を検討する場合、まずは印刷会社に連絡をして、相談・打ち合わせを依頼してください。営業担当者と相談し、企画の段階からサポートを受けて専門的な意見を取り入れられながら準備を進められるため、印刷に詳しくない場合であっても、比較的完成度の高い印刷物を作りやすいです。

�A 見積を出してもらう

印刷物の作成には、予想外に費用が必要なケースもあります。見積額を提示してもらい、双方が合意に至れば、契約をして印刷の計画をさらに進めましょう。見積に関する疑問点などがあればその時点で確認をしておくようにしてください。

�B 印刷データを送る（orデザインを制作してもらう）

契約後は、まず依頼側が印刷会社に印刷データを送付します。印刷物に関するコンセプトやイメージなどを担当者に伝えて、印刷会社にデザインを制作してもらう方法で仕上げることも可能です。担当者と打ち合わせを重ねることで、よりイメージに近い印刷物に仕上げやすくなります。

�C データを印刷・加工・発送してもらう

満足のできるデザインに仕上がったら、必要な部数を伝えて印刷してもらいましょう。なかには、印刷物の加工や発送までを請け負う印刷会社もあります。便利なサービスを利用することで、より効率よく印刷物の配布ができます。

印刷用のテンプレートを使うメリット

印刷物の作成をする際に、テンプレートを使うメリットにはどのような点が挙げられるでしょうか。作成プロセスの簡易性から、印刷物の仕上がりに関する点まで幅広く言及していきます。

#簡単な作成プロセス

テンプレートを用いて印刷物を作成すると、一からデザインする場合よりも簡単な操作でスピーディに作成できます。デザインのベースとなるものが既にできているため、必要に応じてテキストや画像を挿入するだけでよく、時短で作成できるのは大きな魅力です。

#プロフェッショナルな外観

印刷用のテンプレートは、緻密な計算に基づいてデザインされた、プロフェッショナルな外観を持つテンプレートが充実しているのが魅力です。企業の信頼性を効果的にアピールしやすい、重厚感あふれるテンプレートもみられます。エクストラライセンスを取得すれば、さらに上質感あふれるプロフェッショナルなテンプレートを利用できるケースもあるため、必要に応じてエクストラライセンスの取得も検討するとよいでしょう。

#ブランドイメージの一貫性

テンプレートを活用すると、複数の印刷物に統一感を持たせやすく、ブランドイメージの一貫性を保つことができます。過去に使用したテンプレートを参考資料として保存しておくと、将来的にも一貫性のある印刷物を作成できるでしょう。ブランドイメージを打ち出す上でも、テンプレートは大いに活用できるツールです。

#カスタマイズの自由度

テンプレートは、ある程度のデザインが決まってはいるものの、要素によってはカスタマイズができます。一部のデザインを変更したり、希望するフォントやカラーを指定したりすることで、オリジナリティを感じさせるデザインに仕上げることも可能です。無料のテンプレートと比べると、エクストラライセンスを取得して利用できるテンプレートの方が、よりカスタマイズに自由度のあるテンプレートが充実している傾向が認められます。

印刷物は、印刷会社に頼むべきか、自分で刷るべきか

#デザインの要求度

印刷会社にデザインも含めて依頼すると、細かなデザインの要求にも応えてもらうことができ、より理想に近いデザインを作成しやすくなります。専門的知識やノウハウを生かしてデザインを作成してもらえるため、効率よくスムーズにデザインが完成します。自分でデザインをする場合は、元デザインを作るのに膨大な時間が掛かる上、細部までこだわってデザインをするのはなかなか難しいものです。

#カスタマイズのニーズ

専門性の高い印刷会社であれば、カスタマイズのニーズにも柔軟に対応してもらえます。豊富な経験やノウハウを生かして、適切な提案をしてもらいながらカスタマイズができるため、自分でデザインするよりも、こだわりを持ったデザインに仕上げやすいです。また、大判ポスターやポップアップ印刷といった一般的な印刷機では対応できないような印刷媒体にも印刷できるのは、印刷会社を利用する大きなメリットです。

#時間と労力の制約

印刷会社に依頼する利点として挙げられるのが、時間と労力を節約できるという点です。特に、印刷に関しては、大型の印刷機器を使って高品質な印刷をしてもらえるため、自分で刷るのと比べて、時間や労力を大幅にカットできます。

#予算の範囲

印刷会社を利用した方が良いか否かについては、印刷物の予算や部数によっても、変わってくるものです。予算内で印刷物を印刷したいという場合、少ない部数であれば自分で印刷する方が安く済むケースもあります。大量の印刷が必要な場合には、印刷会社に依頼した方がコスト的にも安く抑えられることもあるため、部数や予算に適した方法を選択するようにしてください。

デザインテンプレートとして使えるもの

印刷物を作成する際に活用できるデザインテンプレートには、どのようなタイプのものがあるのでしょうか。ビジネスシーンに欠かせない名刺から、はがきやポストカード、チラシ、ポスター、チケットに至るまで多様な種類のテンプレートをご紹介します。

#名刺

ビジネスシーンで活用の機会が多いデザインテンプレートとしては、まず名刺が挙げられます。どんな業種でも使いやすいシンプルなデザインから、背景やイラストを取り入れたおしゃれなデザインまで、多彩なデザインの名刺のデザインテンプレートがあり、選択肢の幅が広いです。エクストララインセンスを取得すれば、さらに豊富なデザインやカラーバリエーションのデザインテンプレートが利用でき、専門性やオリジナリティの高い名刺を作成できるサービスを提供している会社もあります。

#年賀状・季節のご挨拶（はがきとポストカード）

年賀状をはじめとする季節のご挨拶用のはがきやポストカードに関しても、デザインテンプレートを活用することで、スムーズな作成が叶います。ダウンロードしたデザインテンプレートを使ってワードやエクセル、パワーポイントで作成できるタイプを選ぶと、既存のデータを取り込みながら、快適にはがきを作成可能です。

#チラシ

チラシやリーフレットのデザインテンプレートも便利です。イベント向けのチラシの場合は、デザインテンプレートに場所や日付を入れるだけで、分かりやすい案内を作成できます。業種に適したデザインを絞り込んでデザインテンプレートを探せるサイトを利用すると、効率よくデザインテンプレートが選べるでしょう。

#ポスター

A0サイズをはじめとする大型のポスターが作成できるデザインテンプレートには、伝えたい情報をファーストビューとなる上部に配置できるような優れたデザインのテンプレートが充実しています。不動産屋の入居者募集ポスター、飲食店の限定メニューを掲示するポスターなど、専門性の高いデザインテンプレートも数多く揃っていて、多様な業種で活用可能です。ポスターに目を留める人を増やせる効果的なデザインのポスターを作成したい時には、デザインテンプレートを活用して作成するとよいでしょう。

#チケット

限られたサイズの中に必要な情報を記載しておしゃれなチケットを作成するのは、なかなか難しいものです。チケットのデザインテンプレートを使えば、イベント名や日付、場所といった情報を入力するだけで、好感度の高いチケットを手軽に作成できます。イベントを象徴する画像やイラストを挿入できるデザインテンプレートを利用すれば、専門性やオリジナリティを生かしたデザインに仕上げやすいです。

デザインテンプレートが使えるサイト

印刷物を準備する一助となるデザインテンプレートを利用したい場合、どのようなサイトを使えばよいのでしょうか。利用者数や評判の高いサイトを中心にご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

#Canva

Canvaは、世界中のユーザーが作成したデザインを豊富に掲載するデザインプラットフォームです。チラシからポストカード、ポスター、チケットなど多様なタイプの印刷物を作成できます。初期登録は無料ですが、エクストラライセンスを取得すれば、オーディオや動画素材の利用も可能となり、よりデザインの幅が広がります。パソコンからだけでなく、スマートフォンやタブレットからも利用でき、作成途中でデバイスを切り替えることもできて、大変使い勝手の良いサイトです。

#PIXTA

PIXTAは、写真素材やイラスト素材から、音楽や動画素材に至るまで、実に8,510万点以上の素材を取り揃えたサイトです。基本的には有償での利用となりますが、週に一度のペースで更新されるフリー素材やデザインテンプレートに関しては、無料でダウンロード・使用ができます。チラシのほか、ポスターDM(ポストカード)の作成に使える無料チラシデザインテンプレートは、950点以上の掲載があります。デザインテンプレートに関しては、業種別に掲載されているため、自社の業種に合ったテンプレートを的確に選びやすく、イベントの集客からメニュー表作成まで幅広い用途で活用可能です。

#ラクスル

ラクスルのサイトには、プロがデザインした洗練されたデザインテンプレートが幅広く用意されています。チラシやフライヤーのみならず、うちわやのぼり旗、横断幕など、多様なタイプの印刷物のテンプレートがあり、選択肢の幅が広いのが魅力です。業種やサイズを指定してテンプレートを検索できるため、特定の業種に適したデザインテンプレートを的確に見つけて、スムーズに専門性の高いデザインを作成できます。サイト内でテンプレートを利用したデザイン作成までを無料で行った上で、その後の印刷・注文に関しては有償でラクスルのパートナー印刷会社に依頼ができて便利です。

#Adobe Express

Adobe Expressは、Adobe社が提供するオンラインデザインツールです。無料で利用できるプランもあり、気軽にデザインを楽しめます。エクストラライセンスを取得すれば、実に10万点以上ものデザインテンプレートのなかから好みに合うテンプレートを選び、Adobe Stockの写真素材も活用しながらデザインができるため、より精度の高いデザインに仕上げやすくなるでしょう。

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今回は、デザインへのこだわりも反映しながら効率よく印刷物を準備する上で有効な印刷会社やテンプレートの活用術をご紹介しました。名刺やポスターなど印刷に特化したテンプレートをお探しの方は、こちらからお気軽にお問い合わせください！

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