画像引用: People working with color palette
企業カレンダーは、実用性が高い上にさまざまな効果を期待できる便利なツールです。今回は、その企業カレンダーに関して、基本的な知識から作成にあたって知っておきたい情報まで解説をしていきましょう。
【目次】
・企業カレンダーを作る目的とは?
・オリジナル企業カレンダーづくりを全力サポート!
・企業カレンダー制作の流れ
・企業カレンダーデザインのポイント
・企業カレンダーを作るならイメージナビへご相談ください!
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画像引用: オフィスシーン
企業カレンダーを作る際に、考えておきたいのが目的です。どのような目的で企業カレンダーを作成するのかで、デザインなども変わってきます。しかし、企業カレンダーを作って当たり前という状況では、担当者も作る目的がわからなくなっている可能性があります。企業カレンダーを上手に活用するためにも、ここは企業カレンダーを作るときに何が目的になるのかを確認していきましょう。
#企業のイメージアップ
企業カレンダーを作る目的として、まず考えられるのがイメージアップです。カレンダーという実用性の高いものをもらって嬉しいという気持ちが、企業のイメージを良くすることに繋がります。また、カレンダーは、毎日のように企業名や商品名などを目にする機会を生み出すというのもイメージアップを図る上では重要なポイントです。心理学では、特定の対象に繰り返し接触することで、その対象に対して好意的な反応を示すようになることがわかっています。その心理的現象を、『単純接触効果』あるいは『ザイアンス効果』と呼びます。
企業カレンダーを使っている人は日付やスケジュールを確認しているだけなのに、その行為が企業のイメージアップに貢献しているというわけです。単純な取り組みですが、高い効果を期待できます。そのようにして企業のイメージアップに成功できたら、商品の購入やサービスの契約で選ばれる割合が増えることでしょう。結果として、業績はアップしやすくなります。
#お客様との接点
企業カレンダーを作る目的には、お客様との接点にするということがあります。お客様の接点というのは、マーケティングにおける「顧客接点(タッチポイント)」のことです。「顧客接点(タッチポイント)」は、業績アップを図る上で重要なポイントになります。商品の購入やサービスの契約を検討する場合、存在も知らない企業や商品・サービスが選択肢に入ることはまずないでしょう。接点とは企業名や商品・サービスの名前を認識してもらう機会を生み出すものであり、企業カレンダーを見た潜在顧客や見込み客が選択肢の中に自社の商品・サービスを入れてくれるようになります。影響を受けた人の一部でも、実際に購入・契約をしてくれるのであれば売上は増加するでしょう。
#年末年始のご挨拶ツール
企業カレンダーは、顧客や取引先が年末年始の挨拶ツールとして活用できます。年末年始の挨拶は、相手との関係性を良好にするために行うものです。年末年始の挨拶回りは、一年間お世話になったことの感謝を伝えたり新年の挨拶をしたりすることで、今後の付き合いを円滑にするための営業活動です。基本的には挨拶の言葉を伝えるだけなのですが、なにか売りつけられるのではないかと先方が警戒することもあります。企業カレンダーを配りに来たという名目があれば、警戒心を解きつつ自然に話ができる状況を作りやすくなります。
#周年記念に適したツール
企業カレンダーは、周年記念で配布する記念品として作成することもあります。競争の激しい世の中で、企業が生き残ることは簡単なことではありません。数年、数十年、ときには百年以上も会社が存続していることを祝う節目の年であれば、そのことを多くの人に意識してもらえる記念品がふさわしいでしょう。その点、カレンダーは一年間を通して使われるものであり、日付やスケジュールを確認するたびに周年記念であることを意識してもらえます。周年記念に企業カレンダーというのは、最適なツールと言えます。
#社内向けの啓蒙ツール
企業カレンダーを、社内向けの啓蒙ツールとして用いることもあります。カレンダー、は日付の他に写真・イラスト・文字などが載っていることも珍しくありません。そこで、今年一年間の目標や事故を未然に防ぐための注意喚起などが書かれている企業カレンダーを、人の集まるオフィスや食堂にかけておけば従業員の意識を変える効果を期待できます。企業カレンダーを通じた啓蒙活動は、ただかけておくだけで良いので会社にとって負担が少ないことがメリットです。
画像引用: Group of successful business people
オリジナル企業カレンダーづくりに挑戦するとき、企業カレンダーのことを熟知している印刷会社やデザイン制作サービスを頼れば全力サポートを受けられるでしょう。ここでは、そういった専門業者から受けられるサポートとはどのようなものかを、具体的に紹介していきます。
#最適なコンテンツ企画のご提案
企業ごとに企業カレンダーを作る目的やデザインに取り入れたい企業イメージなどが異なります。専門業者では、クライアント企業からの要望を受けて、最適なコンテンツ企画の提案をします。例えば、金属を扱う会社であれば美しい金属アートの写真をカレンダーのデザインに採用することで、企業のブランド力を向上させることができます。他にも社会貢献への取り組みを強化したい企業であれば、自然保護や福祉活動など連想させるデザインにすれば自社の活動を広くアピールできるでしょう。上記のようにさまざまな視点からクライアント企業の要望に応えるアイデアを考え、コンテンツ企画に盛り込んで提案してくれるので、企業カレンダーは素晴らしい仕上がりとなります。
#高品位で魅力的な仕様のご提案
企業カレンダーというのは、使う紙の種類・加飾・印刷方法で仕上がりが大きく変わります。光り輝く特殊箔で文字を印刷したり、凹凸のできるデボス加工で立体感を出したりすることで、高品位な企業カレンダーが出来上がります。そのようにして日付と写真が掲載されているだけの標準的な企業カレンダーとの差別化を図ることができれば、企業のイメージは向上し取引先や顧客からより愛される企業となれるでしょう。専門業者は、高品位で魅力的な仕様の企業カレンダーを作るためのノウハウを持っているので、クライアント企業の要望に応えて最適な提案をしてくれます。
#企業カレンダーを起点とした他ツールへの展開
企業カレンダーで採用したイラストなどは、企業広告やパンフレットなどでも使うことができます。企業カレンダーを起点とした他ツールへの展開であれば、それらのツールに接触した人が感じるイメージは統一されるのでより強固な企業イメージを作り上げることができます。専門業者はそういった他ツールへの展開に関するノウハウを持っているので、サポートを受けつつ作業を進めればブランディングに成功しやすいでしょう。
#全国カレンダー展入賞による企業認知度アップ
全国カレンダー展は、1950年(昭和25年)から開催されている企画・デザイン力、機能性、実用性に優れた作品を選び表彰するコンテストです。全国カレンダー展で受賞されたら、企業の認知度や好感度は向上しやすくなります。さらに入賞作品は、海外のコンテストにも出品・展示されるので世界で名を知らしめることもできるでしょう。過去に入賞作品を手掛けた専門業者であれば、賞を取れる企業カレンダーをつくるために必要な力を持っており、全力でサポートをしてくれるので安心です。
画像引用: Fashion designer drawing sketch
企業カレンダーは、いくつもの工程を経て完成へと至ります。ここでは、どのような流れで企業カレンダーが制作されるのかを見ていきましょう。
#企画・お打合せ
企業カレンダー制作で、最初にしなければいけないのが企画をスタートさせることです。企業カレンダーでは、印刷や配布にかかる時間も考慮しなければいけません。早くとも1月、遅くとも3月までには企画をスタートさせた方が良いです。担当者が集まる打ち合わせでは、何のために企業カレンダーを作るのか、企業カレンダーで表現したいテーマや伝えたいメッセージは何かといったことを話し合いましょう。予算が決まったら印刷会社を選定します。企画もできる印刷会社であれば、企画をスタートさせる段階で選定しておきましょう。デザイン制作会社にサポートしてもらう場合も、企画・立案ができるならば企画をスタートさせるときに選定した方が良いです。
#お見積り
打ち合わせを重ねてカレンダーの種類からレイアウトや写真・イラスト、暦の表記などの仕様を決定したら、企業カレンダーの制作を請け負う印刷会社に見積もりを依頼します。希望通りの印刷ができるのか、費用は予算内に収まるのか、といったことを確認し条件に合致するということであれば正式に契約を結びます。見積もりでは、複数社に見積もりを依頼しておけば比較検討ができるので適正価格で仕事を請け負う印刷会社を選びやすいです。
#デザインのご提案
仕様に合わせてデザインを決めていきます。デザインを4月頃から始めたとして、8月までに最終案を決めて校正作業に取りかかれば企業カレンダーの配布をする年末年始に間に合わせることができます。デザインは、自社のデザイナーがいるならば自力でできますが、いないならば印刷会社やデザイン制作会社と協力しながら作ることになるでしょう。
要望にあった企業カレンダーのデザインを印刷会社やデザイン制作会社に提案してもらうためには、デザイナーにコンセプトやイメージを正確に伝えなければいけません。過去に作った企業カレンダーやカタログなどデザインに取り入れたいものがあれば、全て見せておくことで齟齬が生まれることは防げます。なお、カレンダーは実用品であり、芸術的なデザインにすると使いにくくなることがあります。提案されたデザインを検討するときには、あらゆる視点で問題がないのかを繰り返し確認しておきましょう。
#ご発注
デザインが決めた後に、校正作業をして間違いや問題点がないのかを確認できたら発注です。数量はどの程度になるのか、納期はいつになるのかを確認した上で、発注をして支払いを済ませます。数量が多くなれば、1部あたりのコストが安くなりますが在庫を抱えるリスクが生じます。配布する取引先や顧客が数やこれまでの実績を勘案して、適切な数量となるように調整しましょう。
#印刷/製本
発注した内容に従って、印刷と製本が行われます。カレンダーを輸送し配布する時間を考慮して、11月頭には印刷を開始し11月末には納品されるように印刷会社と打ち合わせておきましょう。余裕があれば、それよりも早い時期から印刷をしても構いません。他社の企業カレンダーづくりと時期が重なれば、印刷会社では忙しさのあまり作業に遅れがでることもありえます。印刷の時期を早めることで、他社の作業と重なることを避けることができるのでスムーズに納品されるでしょう。
企業カレンダーのデザインを考えるときには、押さえておきたいポイントがあります。企業カレンダーがもたらす様々な効果を得たいのであれば、そのポイントを確認しておきましょう。ここでは、代表的な企業カレンダーデザインのポイントを紹介していきます。
#自社にふさわしいデザイン・絵柄を選ぶ
企業カレンダーは、自社の名前や商品サービスなどをアピールするために使われるツールです。企業カレンダーのデザイン・絵柄から伝わるイメージというのが、自社の企業イメージに大きな影響を与えることになります。自社にふさわしいデザイン・絵柄を採用することで、期待通りの効果を得ることができます。自社にふさわしいとはどのようなものかというと、コーポレートカラー、企業キャラクター、自社の理念、扱っている商品・サービスなどに合ったものを探せば見つかります。写真を使うときには、広報などで使ったものを利用することで撮影の手間を省けるでしょう。
ここで気をつけなければいけないのが、著作権や肖像権といった権利の問題です。誰かの権利を侵害しているデザイン・絵柄を採用すると権利者からの苦情で企業カレンダーを回収しなければいけなくなります。制作コストを無駄にしないため、企業イメージを守るために、権利問題をすべてクリアしたデザイン・絵柄を選ぶことが重要です。企業イメージに合った人を企業カレンダーのモデルの選定では、実在の人物ではないことで権利関係を簡単にクリアしやすいAIモデル、すなわちバーチャルヒューマンを使うのも選択肢の一つになります。
#使われることを第一に考える
実用品である企業カレンダーでは、使われることを第一に考えることが求められます。日付や曜日、六曜などが見やすい文字の大きさや配色を考えておくと、より実用的です。さらにカレンダーでは予定を書きこむこともあるので、メモができるスペースも設けておくと利便性が高まります。他には、最適なサイズや形状なども考えなければいけません。これまでに配布した企業カレンダーが、どのように使われているのかを営業で回るときに確認しておけば、使いやすいカレンダーのサイズや形状がわかるでしょう。
#ユニバーサルデザインの使用
企業カレンダーに、ユニバーサルデザインを取り入れることで使いやすくなります。ユニバーサルデザインとは、年齢・性別・人種・障害の有無といった属性、個人的な信条などに関わらず利用できるように考えられたデザインです。例えば、視覚障害を持つ人でも日付を確認できるように点字を入れたり、日本語を使わない人でも書かれている内容がわかるようにイラストで表現したりすることがユニバーサルデザインを取り入れるということになります。
#テーマの統一
テーマの統一というのは、長期的な視点に立ってデザインを考えるということです。年が変わってもテーマを統一させておくことで、企業の理念や売り込みたい商品・サービスのイメージが伝わりやすくなります。例えば自動車のメーカーが新車の魅力を伝えることをテーマとしたとき、過去1年間に発売された新車が道路を走行している写真を掲載することで統一感を出せます。なお、同じテーマで企業カレンダーを作るとなれば、デザインのアイデアが枯れてしまう恐れもあります。テーマを決めるときには自社にふさわしいもので、多様なデザインを考えやすいものを選びましょう。
#SDGs(サステナブル)を意識した素材
環境問題や貧困問題が世界的な課題となっている世の中で、企業カレンダーにもSDGs(サステナブル)という視点が必要となっています。具体的に何をすれば良いのかというと、SDGs(サステナブル)を意識した素材を積極的に使いましょう。再生紙や間伐材を利用した紙を採用したり、環境への負荷が少ないインクで印刷したりすることで、資源を有効活用し自然を守ることができます。そのようにして作った企業カレンダーは、社会的責任を果たす企業であることをアピールする材料となるのでブランドイメージの向上に寄与します。
#用途別の用紙選択
用途別の用紙選択というのは、カレンダーの使われる状況を考えるということです。壁掛けカレンダーや卓上カレンダーというのは、日付を確認するだけでなく予定が書き込まれることもあります。そうなると、表面がコーティングされている紙(コート紙)だと使いにくいです。表面にざらつきがあり、鉛筆・ボールペン・蛍光ペンでも自由にかけるマット紙が適しています。一方で、インテリアとして楽しむことができ、予定を書き込むことがないポスターカレンダーであれば、光沢があり発色の良いコート紙の方が向いています。
#デジタル対応/AR
ネット環境と対応する端末が普及しているおかげで、従来の企業カレンダーとは違った活用法も可能になっています。企業カレンダーのデザインに、サイトへの誘導ができるQRコードやARアプリを起動させるARマーカーを印刷しておくというのも、そうした時代の変化に合わせたやり方のひとつです。企業カレンダーをもらった人が、QRコードを読み取れば、スマホやタブレットからコーポレートサイトや商品の説明ページを確認できるようになります。ARマーカーを読み取ったときには、ARアプリで3DCGを用いた商品・サービスのプロモーションなどを楽しめるでしょう。その結果、企業のブランド力が強化されたり、新規の注文を獲得できたりします。
#外玉(海外向けカレンダーの場合)/AR
企業カレンダーを、海外で配布するときには現地に合わせた暦にしておかなければいけません。日本には、日本独自の祝日や六曜がカレンダーに記載されていますが、海外で使われることがないので省く必要があります。そうした海外向けに制作されたカレンダーのことを外玉と呼びます。
#一気通貫で制作可能な印刷会社への継続的な依頼
企業カレンダーは、数多くの工程を経て作られるものであり、企画の立ち上げから完成までには長い時間がかかります。一つひとつの工程を、別の印刷会社に頼むと打ち合わせや連絡を何度も繰り返さなければいけませんし、連絡ミスも発生しやすくなります。作業をスムーズに行うため、高い品質を保つためにも、最初から最後まで一気貫通で製作可能な印刷会社への依頼が理想的です。
#手が足りない場合は事務局の外注も検討を!
企業カレンダーづくりの担当者は、企画の段階からやるべき作業が多々あります。企業カレンダーが完成しても、無事に取引先・顧客のもとへ届けられるまでは、在庫管理や発送の手配などもしなければいけません。デザインや印刷については、外部の専門業者のサポートを受けるとしても連絡や確認といった作業に費やす時間は相当なものです。担当者が他の業務も兼任しているのであれば、手が足りなくなることもあるでしょう。そういう場合は、事務局の外注も検討したほうが良いです。制作だけでなく事務局も一手に請け負う専門業者に外注できたら、担当者の負担は大幅に減りますし、連絡ミスなどが起こりにくくなるので安心です。
企業カレンダーの役割は営業・販促、目的はイメージアップであり、完成までには企画から印刷・製本と数多くの工程を積み重ねます。デザインにおいて、自社にふさわしいものや、社会的なニーズ、使いやすさなどが重要なポイントです。企業カレンダーを作ってみたい!いつもとは違うカレンダーを作ってみたい!などのご相談があれば、ぜひ imagenavi までお問い合わせください。
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