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メディカルイメージ特集
日本人の平均寿命は、男性が81.09歳、女性が87.14歳(厚生労働省「令和5年簡易生命表」)と、男女ともに世界トップクラス。65歳以上の高齢者の総人口に占める割合(高齢化率)は2060年には37.9%に達すると予想されています。
健康で長生きしたいというのは、人々の共通の願いであり課題でもあります。そんな中、最先端の医療技術やサービスにより、健康長寿社会の実現と経済成長も目指す「健康・医療戦略」が閣議決定されています。今後の私たちの生活にどう関わってくるのでしょうか。
●ライフスタイル医学で実現する健康長寿社会

■ライフスタイル医学とは何か?
日本の高齢化が進む中、健康寿命の延伸と医療費の抑制は重要な課題となっています。その解決策として注目されているのが「ライフスタイル医学」です。ライフスタイル医学とは、日常生活の習慣を見直し、より健康的な選択を促進することで慢性疾患を予防・改善する医療の新しい分野です。

このアプローチでは、以下のような生活習慣が重要視されています。

  • 食事の見直し
    バランスの取れた食事を摂ることで、栄養不足や過剰摂取を防ぎます。たとえば、野菜や果物を増やし、過剰な塩分や脂肪を避けることが推奨されます。

  • 運動習慣の確立
    定期的な運動を通じて、筋力や心肺機能を向上させることが可能です。ウォーキングやヨガ、筋トレなど、自分に合った運動を継続することが大切です。

  • 睡眠の質の向上
    質の良い睡眠は、体と心の回復に不可欠です。適切な睡眠時間を確保するだけでなく、寝る前のリラクゼーションや快適な睡眠環境の整備も重要です。

  • ストレス管理
    過度なストレスは健康に悪影響を与えます。深呼吸やマインドフルネス、趣味を楽しむ時間を持つことで、ストレスを軽減しましょう。

これらの習慣を取り入れることで、糖尿病や高血圧、心血管疾患といった生活習慣病のリスクを大幅に下げることが期待できます。

■ライフスタイル医学の実践がもたらす効果
ライフスタイル医学は、ただ健康を守るだけでなく、より豊かな人生を送るための基盤とも言えます。以下の点で、多くの人々の生活に直接的な利益をもたらします。

  • 医療費の削減
    健康的な習慣を継続することで、医療機関への受診頻度や薬の依存度を減らせます。これにより、個人だけでなく社会全体の医療費削減にも貢献します。

  • 生活の質の向上
    慢性疾患の予防により、仕事や趣味を楽しむ時間が増え、生活の質が向上します。

■政府の取り組みとライフスタイル医学
日本政府も健康寿命の延伸を目指し、ライフスタイル医学の普及に力を入れています。たとえば、以下のような政策が挙げられます。

  • 健康増進法の改正により、地域ごとの健康促進プログラムが活性化されています。
  • 地域での健康づくり活動を支援し、住民が主体的に参加できる環境が整備されています。

これらの施策は、国民一人ひとりが自分の健康に責任を持つことを促進し、健康長寿社会を目指すための重要なステップとなっています。

■健康的な選択が未来を創る
ライフスタイル医学の普及は、私たち一人ひとりが健康を守るための力を手に入れるきっかけです。日々の生活の中で健康的な選択を増やすことが、将来の自分にとって最良の投資となります。これを機に、生活習慣を少しずつ見直し、健康で豊かな人生を目指しましょう。

参考:日本ライフスタイル医学会大阪大学医学系研究科・医学部 ライフスタイル医学講座