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衛星写真「だいち写真」をビジネスに活用

富士山 | GLOBE SHOT | (C) JAXA

「だいち写真」はさまざまな分野で活用されています

「だいち」シリーズの衛星写真が、どのようにして商業利用され、防災計画や都市開発、環境保護、農業、地図および教育書籍出版など、さまざまな分野で活用されているのかを解説します。

【目次】
「だいち」とは
日本の観測衛星の歴史
だいち(陸域観測技術衛星)の変遷
だいち写真のすごい点
だいち写真の活用
だいち写真の販売について
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「だいち」とは

東京湾 | GLOBE SHOT | (C) JAXA
東京湾 | GLOBE SHOT | (C) JAXA

「だいち」(陸域観測技術衛星)は、JAXA(宇宙航空研究開発機構)が開発・運用する地球観測衛星です。主に地球の陸域を高精度に観測することを目的としており、自然災害のモニタリング、都市計画、農業の効率化、環境保全など、多岐にわたる分野で活用されています。だいちは合成開口レーダー(SAR)を搭載しており、天候や時間帯に関係なく、地表の詳細な情報を捉えることができる点が大きな特徴です。

日本の観測衛星の歴史

日本の観測衛星の歴史は、1970年に打ち上げられた「おおすみ」から始まります。これ以来、日本は数多くの観測衛星を打ち上げ、技術を進化させてきました。特に1990年代からは地球環境のモニタリングを目的とした衛星が増え、データの精度や解析能力が飛躍的に向上しました。だいちは、これらの技術の集大成ともいえる存在であり、現代の地球観測における重要な役割を担っています。

だいち(陸域観測技術衛星)の変遷

H2Aロケット打ち上げ
H-UAロケット打ち上げ | imagenavi collection

「だいち」(ALOS)は、2006年に打ち上げられ、日本の地球観測技術の発展において重要な役割を果たしました。初代だいちは、合成開口レーダー(SAR)、光学センサー、地形観測センサー(PRISM)を搭載し、特に地震や津波などの自然災害において迅速な被害状況の把握に貢献しました。2011年の東日本大震災では、だいちのSARデータが被災地の地形変動を解析するために使用され、救援活動や復旧計画の策定に重要なデータを提供しました。

だいちの後継機「だいち2号」(ALOS-2)は、2014年に打ち上げられ、SAR技術がさらに進化しました。ALOS-2は、高解像度の観測が可能となり、都市部の微細な変化やインフラのモニタリングが強化されました。例えば、ALOS-2のデータは、橋梁や建物の変形、地盤沈下の監視など、定期的なインフラ点検にも利用されています。また、ALOS-2は、森林の違法伐採の監視や農業分野での作物管理など、環境保護にも大きく貢献しています。

そして、2024年に「だいち4号」(ALOS-4)が打ち上げられました。ALOS-4は、これまでのだいちシリーズの技術をさらに発展させた最新の観測衛星(先進レーダ衛星)です。新しいSARシステムを搭載し観測エリアが4倍になり、これまで以上に精度の高い地表の監視が可能になっています。さらに、地球との通信速度が従来の4.5倍になりより多くのデータを伝送できるようになっています。これらにより、災害対応や都市計画、環境モニタリングの分野での利用がさらに拡大し、特に気候変動の影響を詳細に把握するためのデータ提供が強化されました。ALOS-4は、日本国内外での環境保全や防災活動において、重要な役割を果たすことが期待されています。

だいち写真のすごい点

Camargue delta, France, satellite image
Camargue delta, France, satellite image | Science Photo Library


「だいち」シリーズの写真が持つ圧倒的な強みは、その精度、データの多様性、そして即時性にあります。まず、「だいち」は地球全体をカバーし、定期的に観測データを収集することで、長期的な地形変化や環境変動を追跡することが可能です。

さらに、複数のセンサーを搭載することで、地形の高さや形状、地表の色や質感を立体的かつ詳細に捉えられます。これにより、従来の技術では得られなかった多角的な情報が提供されます。また、災害発生時にはリアルタイムでデータが提供され、救援活動や復旧作業において迅速な対応を可能にします。

特筆すべきは、SAR技術によるミリメートル単位の地盤変動検出能力です。これにより、地震や火山活動によるわずかな地表変化も捉えることができ、地質学的研究や防災計画の精度が飛躍的に向上します。

さらに、「だいち」のデータは、大規模な土地利用の変化を把握するためにも活用されており、都市計画や農業管理、そして環境保護のための強力なツールとなっています。

だいち写真の活用

震災前の石巻市-東松島市 | GLOBE SHOT | (C)
震災前の石巻市-東松島市 | GLOBE SHOT | (C) JAXA


「だいち」シリーズの観測データは、防災、環境モニタリング、農業、都市計画など、多岐にわたる分野で幅広く利用されています。特に商用利用の視点から、以下のような用途が考えられます。

防災計画
企業や自治体が防災計画を策定する際、「だいち」シリーズの高解像度画像を利用することで、自然災害リスクの評価をより精緻に行うことが可能です。これにより、リスク軽減策や避難計画の精度が向上し、災害発生時の対応力を強化することができます。

都市開発とインフラ管理
「だいち」の観測データは、都市開発やインフラ管理においても有用です。開発プロジェクトや既存のインフラに対するモニタリングにより、計画の立案や維持管理がより効率的かつ効果的に行えるようになります。これにより、長期的な都市計画やインフラの安全性を確保することができます。

環境保護と企業のCSR活動
企業がCSR(企業の社会的責任)活動の一環として、環境保護に取り組む際にも「だいち」シリーズのデータは重要な役割を果たします。環境の変化をモニタリングすることで、持続可能な経営を支援し、社会に対する企業の責任を果たすためのツールとして活用できます。

農業とリソース管理
農業分野では、「だいち」のデータを活用することで、作物の管理やリソースの効率的な配分が可能となります。これにより、農業生産性の向上やコスト削減を目指し、持続可能な農業経営に貢献します。

地図および教育書籍などの出版
地図の制作や教育書籍の出版を手掛ける業界にとっても、「だいち」のデータは非常に有用です。最新の地形情報や地表の変化を反映した正確な地図の作成や、教育資料としての使用が可能となります。これにより、読者や学生に対して最新かつ信頼性の高い情報を提供することができ、出版物の価値を高めることができます。

だいち写真の販売について

当社では、「だいち」シリーズの衛星から得られた高精度な写真を取り扱っています。これらの写真は、企業の防災計画や都市開発、環境保護、農業リソース管理、地図や教育書籍の制作など、多岐にわたる用途でご利用いただけます。ご興味のある方は、下記バナーから「だいち写真」をご覧いただくか、お問い合わせください。

JAXA だいち写真

なお、ご使用にあたっては、「(C) 宇宙航空研究開発機構(JAXA)」「(C) JAXA」のように出典元を表示していただくようお願いします。


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