このメールは、imagenavi会員にご登録いただいた方にお送りしています。 |
imagenavi MAIL 2021.11.24号 | |
imagenaviのようなストックフォトサイトで目にするロイヤリティフリー(RF)やライツマネージド(RM)という言葉。デザイナーの方でもロイヤリティフリーを何にでも使っていい素材と勘違いしていたり、そもそもライツマネージドに関してはどんなものなのか正しく理解できていない方もいらっしゃるようです。
ライツマネージドについて、ロイヤリティフリーとの比較やライツマネージドならではのメリットなどを掘り下げて解説いたします。
そもそもストックフォトサービスは、有料・無料に限らず、「画像や動画=データ」そのものを提供しているのではなく、「画像や動画のデータを使用する権利=ライセンス」を提供しているサービスです。そのため、購入・ダウンロードすれば何にでも利用できるわけではなく、提供を受けた使用する権利=使用許諾や利用規約の範囲内でのみ利用できます。
ストックフォトサービスで提供されるライセンス形式を大きく分けると、手頃な価格で汎用的なロイヤリティフリー(RF)と、独占契約も可能なライツマネージド(RM)の2種類が存在します。
imangenaviでは、ロイヤリティフリー(RF)について下記のように定義しています。
"ブランド、サイズによる固定の料金設定で、使用許諾の範囲内で複数用途に何度でもご利用いただける画像素材です。"
価格はブランドやデータサイズに応じて変動し、複数の用途で期限なく利用が可能。フリーとついているので、よくどのような使い方もOKと勘違いされがちですが、「自由=フリー」に使っていいという意味ではなく、「著作権などの知的所有権に関する追加の使用料=ロイヤリティ」が「発生しない(無料)=フリー」という意味ですので、著作権を放棄しているわけでも譲渡するわけでもありませんので、あくまで使用許諾の範囲内のみ利用が可能です。有料のストックフォトサイトでは、その画像を使用する権利を購入するという形です。
※一部エクストラライセンス契約を行うことで使用許諾の範囲外での使用が可能な場合があります。
ロイヤリティフリー(RF)の特徴をざっくりとまとめると下記の通りです。
imangenaviでは、ライツマネージド(RM)について下記のように定義しています。
"ご使用1回ごとに用途に応じて使用料金を計算し、そのご使用に対して使用許諾を発行する画像素材です。
ライツマネージド(RM)画像の特長は、必ず使用する用途を申請してからご使用いただくので画像素材の使用履歴がしっかりと管理されることです。"
「権利=ライツ」を「管理する=マネージド」という意味ですので、あらかじめ使用したい用途や期間、地域などを申請いただく必要があり、その内容に応じて価格が変動します。
やや面倒に感じるかもしれませんが、そうすることで使用履歴が管理されているので、過去にどういった媒体で使用されたかがわかり、他社と被らないコンテンツの制作に有効な素材です。
ライツマネージド(RM)の特徴をざっくりとまとめると下記の通りです。
ロイヤリティフリー(RF) | ライツマネージド(RM) | |
価格 | ブランド・サイズで変動 | 使用用途・期間により変動 |
使用期間 | なし | あり |
使いまわし | OK | NG |
履歴管理 | なし | あり |
独占使用 | 不可 | 可能 |
エクストラライセンス | あり | なし |
ここまでの解説ではロイヤリティフリー(RF)が使いやすくて、ライツマネージド(RM)は使いづらいという印象を受けた方もいらっしゃるかもしれません。
次は、ロイヤリティフリー(RF)とは全く違った、ライツマネージド(RM)ならではの魅力を詳しく解説していきます。
ライツマネージド(RM)のメリット・デメリット、できること・できないこと、またどんな素材があって費用はいくらくらいなのか?をまとめて解説します。
ライツマネージド(RM)はロイヤリティフリー(RF)と違い、使用状況が管理されているので、いつ、どこで、誰が、どのように使用されていたのかを確認することが出来ます。
さらに作品を独占使用することも可能(別途独占使用料が必要)です。また、プロカメラマンによる作品が多く、アート性、希少性の高いものが多いという特徴もあります。
そのため、企業のカレンダーや機関紙、パンフレット、DM・チラシ、CMなど、競合とバッティングしたくない制作物のイメージに有効なライセンス形式です。
ライツマネージド(RM)は、あらかじめ使用したい用途や期間、地域などを申請いただき料金が確定するため、紙媒体が好評だったのでさらにWebやCMに展開したいというような使用用途の変更・追加が必要な場合、別途申請していただき再度お見積りの上、追加の使用料をお支払いいただく必要があります。
ライツマネージド(RM)の作品は、プロカメラマンによる高品質なものが多いという特徴があります。
imangenaviのライツマネージド(RM)作品は、コンテストでの受賞歴を持つようなカメラマンの作品や奇跡的な瞬間・構図などの希少価値の高い作品、アート性の高いCG作品、医学分野などの専門性の高い作品など。ロイヤリティフリー(RF)では、お目にかかれない、見ているだけでも楽しめるような作品を数多く用意しています。
いくつか代表的な作品群をご紹介します。
自然科学専門ブランドだからこそ集められる希少性の高いコンテンツが豊富です。専門書や図鑑でしか見られない野生動物や昆虫写真は、教科書や問題集などにも安心してご利用いただけます。また、医療コンテンツも豊富で、精度の高い人体・細胞のCGイラストは医療業界のほか、報道やTV番組にもよく使われています。
このブランドの作品を見る愛媛大学准教授として、野生生物を対象とした環境汚染問題に取り組みながら、自然や動物たちの姿を撮り続ける異色の写真家。2016年度のSony World Photography Awards 一般公募部門において、最優秀賞である「Photographer of the Year」および「日本賞」の最優秀賞をW受賞するという快挙を成し遂げられました。近年、その美しく希少性の高い作品が海外でも話題となり、多数の大手メディアで特集されるなど注目を集めています。
この作家の作品を見る20年以上にわたり富士山一筋に撮り続けている富士山写真家。訪れる時間、季節、天候などによって限りなく変幻する富士山の美しさに魅了され、何度行っても飽きることがないと山本さんは言います。通い続けているからこそ出会えた奇跡的瞬間や二度と撮れない写真など希少性の高い作品も多いです。
この作家の作品を見るライツマネージド(RM)の料金は、使用したい用途や期間、地域などに応じて変動します。
例えば、カレンダーに使用したい場合以下の条件によって料金が変動します。
・販促用途のカレンダーか、販売用途のカレンダーか
・使用する画像のサイズは、B7以下・B6以下などいずれか
・PDFへの併用をするか
・使用期間は何年か(カレンダーの場合は1年未満)、カレンダー開始日はいつか
imangenaviでは、上記をオンライン上で選択することですぐにお見積金額を確認することができます。
ライツマネージド(RM)は高いという認識の方が多いのですが、新規で撮影するよりはコストを抑えることが出来るのはもちろん、条件によっては、ロイヤリティフリー(RF)とさほど変わらない金額で利用することもできます。
imangenaviでは、オンライン上で必要項目選択することですぐにお見積金額を確認することができます。
画像一覧からお好みの画像を選択し、表示される画像詳細画面の上部右上「見積りをする」をクリックしてください。
「お見積りページ」では、使用用途一覧が表示されます。ご希望の用途をクリックすると、さらに詳しい選択肢が表示されますので合ったものをクリックしてください。
単一の使用用途だけでなく、印刷物とWebなどの複数の使用用途を組み合わせることで割引が適用されるパック商品もございます。
画像サイズや掲載期間の項目が表示されますので、ご希望の内容をクリックして選択してください。
ここまでの操作を行うと画面右上に金額が表示されます。御見積書が必要な場合は「見積書を発行する」ボタンを、購入手続きに進む場合は「この設定でカートに入れる」ボタンをクリック。後からまた確認したい場合は、「この設定を保存」ボタンをクリックすれば、次回はstep2.お見積りページで保存された設定を呼び出すことができるようになります。
扱いにくい、金額が高いと思われがちなライツマネージド(RM)についてまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか。
もちろんロイヤリティフリー(RF)と比べるとそう感じてしまうかもしれませんが、ライツマネージド(RM)は説明した通り使用用途によってはコストパフォーマンスにも優れたコンテンツです。
改めてライツマネージド(RM)の特徴まとめると以下の通りです。
上記の特徴ため、企業のカレンダーや機関紙、パンフレット、DM・チラシ、CMなど、競合とバッティングしたくない制作物のイメージに有効なライセンス形式です。
画像についてやお見積りについてなど、ご不明な点がございましたらユーザーサポートまでお気軽にお問い合わせください。