主に長崎県や関係県市町が中心となり、世界遺産への登録を目指してきた『長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産』。2018年5月にユネスコ世界遺産委員会の諮問機関(イコモス)が「登録が適当」とユネスコに勧告したことを発表しました。これにより6〜7月に開かれるユネスコ世界遺産委員会の最終審査で世界遺産への登録が正式決定する見込みです。本資産は現存する国内最古の教会の大浦天主堂(国宝・長崎市)や、島原の乱の舞台となった原城跡(国指定史跡・南島原市)など、12資産で構成されます。約250年もの間、密かに信仰を続けた潜伏キリシタンたちの歴史を物語る世界に類を見ない資産として、今後ますます注目が高まることでしょう。