株式会社ごはんの写真の代表兼カメラマンとして、フードスタイリストの奥様と二人三脚で日々お料理の撮影に向き合う飯野さん。その原点はスポーツマンだった学生時代にありました。
「スポーツカメラマンのアルバイトをしたことがきっかけで、“創ること”に興味が湧いたんです。」
すぐに広告カメラマンを目指し、写真事務所に就職。アシスタントをする傍ら、マネージャー業務も兼務し、スタッフ間の調整やお客様との渉外業務など、撮影にとどまらない幅広いお仕事を経験されたそう。
「チームでひとつのものを創り上げていくのがとても楽しく、その頃はむしろ自分でシャッターを押したいとあまり思わなかったです。」
その後、印刷会社に転職し、当時非常に高価だったデジタルカメラでの撮影や、製版するためのデジタル技術の基礎を習得されました。
この2社でのお仕事の中で、食品流通や通販カタログの仕事を多く担当されたご経験から、“食”をテーマとしたイメージに意識が向くようになった飯野さん。カメラ性能の向上を機に独立し、フード写真の撮影へ本格的にお仕事をシフトしていきます。
「食材や料理を自分自身で創り上げることできるという点が魅力でした。妻がフラワーコーディネートをしていた流れで、料理を作ろうかと言ってくれたのも心強かったですね。」
現在は、スーパーマーケットや大型商業施設など、様々な企業の食品商材の撮影を行なっており、レギュラーで撮影されているお仕事の中には14年続いている案件もあるそう!
被写体は精肉・鮮魚などの生鮮食品から、調理や盛り付けを必要とするお料理やスイーツまで、“食”にまつわるあらゆるモチーフに幅広く対応されています。フードスタイリストの奥様と共に調理やレシピの作成も行なっており、トータルでの受注と短期納品が可能であることも大きなセールスポイントです。
そんな飯野さんに、撮影の中で大切にされていることをお聞きました。
「お客様の求めていることを聞き取りながら、伝わりやすさを模索し、写真に投影していくことです。」
クライアントとその先にいる顧客の気持ちに寄り添い、向き合い続ける。その真摯な姿勢と確かな腕によって「顧客に響く」写真が生み出されていることは間違いありません。はじめに触れたブランドコンセプトの通り、どの写真も、“食”への感謝と愛情、そして飯野さんご自身の明るいお人柄を感じていただけると思います。
最後に、今後チャレンジしたいテーマについてお聞きました。
「たくさんありますが、まずはいただいたお仕事にしっかり向き合い、丁寧に創っていきたいです。こうして毎日楽しく撮影できること、何よりもお仕事いただけるクライアント様方々に只々感謝です。」
日々の“縁”を大切にして、ひとつひとつ創りこみながら新しい出会いに備える。そうした中から飯野さんご自身にとっての、新たな表現やチャレンジが生まれてくるんだろうと感じました。
パートナーである奥様にも素敵なコメントもいただきましたよ。
「もうひとつ大切なこと。いつも素敵な料理を作ってくれるフードスタイリストの妻に感謝です。全て彼女のおかげです。」
美味しく楽しく、思わず笑顔になるような“食”を表現するあらゆるクリエイティブに、また、子供たちへ「食育」を啓蒙するためのメインビジュアルに、飯野さんの写真をぜひ取り入れてみませんか? <ごはんの写真> コレクションではレシピのご提供も可能です。
得意なジャンル: | 食、レシピの起案など。長年培った食品商材撮影にまつわるノウハウを活かしたテーマを得意としています。 |
主な撮影地: | 関東圏、またはその近郊 |
備考: | Skypeなどでのお打合せも可能。 |