多神教国家であった古代エジプトでは、多くの神々が存在しましたが、特に重要視されたのは生活に密着した「太陽」を司る神々である「太陽神」でした。
歴代の王たちは、太陽神の威光をその身に宿そうと太陽神にまつわる名前を名乗っており、ネフェルティティの夫である「アメンヘテプ4世」の名も太陽神の1人である「アメン神」に由来します。
現実の世界(現世)とともに重要視されていた「冥界」を司る神々。
亡くなった人々の魂は冥界でオシリス神によって裁かれます。天秤の一方に死者の心臓を、もう一方に真理を象徴するマアト神の羽が載せられ、釣り合いがとれれば安息の地へ行くことが許されるとされていました。