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imagenavi クリエイターインタビュー
イメージナビスタッフがクリエイターの皆様の想いやこれからのことをお聞きするコーナー。
今回は佐々木 育弥さん(後編)をお送りいたします。
インタビュー:佐々木 育弥さん
「Nakagawa - KIKORI SUMMER」
今回のクリエイター
佐々木 育弥さん
佐々木 育弥さん
ささき いくや。
1985年 北海道上士幌町生まれ
2007年 東海大学芸術工学部くらしデザイン学科卒業

大学卒業後、建築設計デザイン事務所に入社。
その後、写真を通してできる「人とのつながり」に心を打たれ、海外を放浪しながら独学で写真活動を開始。
旅先での一瞬の出会いを記録する「ひとたび 一度・人旅」をライフワークとする。
現在はアートディレクションも含めトータルプロデュースも行う。

『 「君の椅子」ものがたり』 (文化出版局刊) 、無印良品の商品開発チームに同行しタンザニアやキルギス・ラオスにて生産者の撮影を担当。
佐々木 育弥さん インタビュー前編はこちら
撮影以外の部分も提案していきたい
インタビュー:佐々木 育弥さん
「Nakagawa - KIKORI SPRING」

イメージナビ:写真家としてのお仕事の他にアートディレクションもされるそうですね。
佐々木さんが携わった中川町の「KIKORI」プロジェクトでは写真が欧州最大級の国際写真コンペティション「PX3(PRIX DE LA PHOTOGRAPHIE PARIS)」2016のプロフェッショナル部門「Professional Advertising, Catalogues」にて金賞を受賞されました。具体的にどんなお仕事だったのでしょうか?

佐々木さん:アートディレクションなんて大げさな言葉を使ってしまいましたが、そんな大層な感じではなく、撮影以外の部分も提案するのが好きなんです。
例えば、中川町の「KIKORI」プロジェクトでは「未利用の材木をどうしたらいいか?」という相談をうけて、木工作家やデザイナーがいるからチームを組んでブランドを作ったらいいんじゃないかという話をさせてもらいました。

また、そこから発展して、中川町の財産になるような、樵(きこり)達を紹介する写真を撮ってはどうだろうかと町長へ直々にプレゼンしました。アメリカの文献にあった古い樵(きこり)達の写真にインスピレーションを受け、現代版のイメージを撮影したかったんです。
町長からなんとか了承をもらい、下準備からスタイリング、撮影まですべて行いました。
撮影時はあいにくの雨で、モデルになってもらった樵(きこり)さん達は色々無茶なお願いをしたこともあってどんどん不機嫌になっていきましたが、そういった表情を狙っていたので敢えてこちらも煽るように指示を続け撮影しました。

そのあとの打ち上げでは一人一人に謝ってまわりましたが、わかってたよ、と言ってもらえてほっとしました。
モデルになってもらった樵(きこり)達の中には、その時撮影した写真をスマホに入れて持ち歩き、「これ自分だよ」と自慢している人もいて嬉しく思います。

そのような形で、撮影にとどまらない提案をしてきたら、結果的にアートディレクションという仕事になっていたという感じです。

枠は決めず、興味のわくものに向かっていく

イメージナビ:無印良品の商品開発チームに同行しての撮影取材や、「Pen」をはじめとしたマガジンハウス社での撮影など、注目を集めていますね。
今後取り組みたいテーマやモチーフはありますか?

インタビュー:佐々木 育弥さん
「MUJI - Kyrgyz Republic」
佐々木さん:あまり枠は決めたくないなとは思っています。色んなことに挑戦していきたいですし、撮影にとどまらずスタイリングやグラフィックの部分も提案していきたいです。

被写体としては、最近「料理」が気になっています。ホテルのレストランや雑誌で料理写真を撮影させてもらったのがきっかけなんですが、器などのスタイリングの部分にも興味がわいています。
「人」以外にも「モノ」も気になります。誰かが制作した気持ちの入った「モノ」を通して人≠ェ感じられる部分を表現できたらと。さらに地元である「北海道」と絡められたらいいですね。

ただいつも人≠ニいうテーマは頭にあります。いろんなものに興味があるので、点で見るとすごく遠ざかっているように見える時があるかもしれませんし、建築から写真に変更したように、もしかしたら数年後は写真家じゃなくなっているかもしれませんが(笑)
でも先に触れた生きる豊かさ≠表現したいという目指す場所があるので、10年、20年後、振り返った時に、まっすぐ一本の線に繋がっていればいいなと思います。

今回のクリエイター
佐々木 育弥さん
佐々木 育弥さん
ささき いくや。
1985年 北海道上士幌町生まれ
2007年 東海大学芸術工学部くらしデザイン学科卒業

大学卒業後、建築設計デザイン事務所に入社。
その後、写真を通してできる「人とのつながり」に心を打たれ、海外を放浪しながら独学で写真活動を開始。
旅先での一瞬の出会いを記録する「ひとたび 一度・人旅」をライフワークとする。
現在はアートディレクションも含めトータルプロデュースも行う。

『 「君の椅子」ものがたり』 (文化出版局刊) 、無印良品の商品開発チームに同行しタンザニアやキルギス・ラオスにて生産者の撮影を担当。
得意なジャンル:人物や建築など。企画提案やスタイリングなど、撮影にとどまらないアートディレクションを得意としています。
主な撮影地:北海道をはじめとした国内はもちろん、海外での撮影もお受けしています。
備考:Skypeなどでのお打合せも可能。
佐々木 育弥さん・お仕事事例
「MUJI - Tanzania」
佐々木 育弥さん・お仕事事例
「SIAF 2017 "after the echo" - Ryuichi Sakamoto」
佐々木 育弥さん・お仕事事例
「Nakagawa - KIKORI SUMMER」
佐々木 育弥さん インタビュー前編はこちら